「今、飲食で働いているけど独立したいな」とか、「会社勤めではなく起業したい」そんなことを考えている時に、どこからともなくカレーの香りが・・・。
という偶然はないかもしれませんが、カレーの移動販売は、飲食で独立を考えている方も、会社勤めで起業したい方も、選択肢の一つとしておススメです。
移動販売(キッチンカー)は、店舗を借りる時に発生する敷金・礼金がかかりません。開店費用は車両と設備費のみでリアル店舗に比べ、初期費用がかなり抑えられます。
移動販売(キッチンカー)の中でもカレーは、特におススメです。
それは作業工程及び装備がシンプルだからです。
今回は「移動販売(キッチンカー)を始めるなら・・・カレー販売で決まり!」についてお届けしたいと思います。
移動販売(キッチンカー)カレーのメリットとデメリット
移動販売とは常設の店舗を持たず、移動販売(キッチンカー)に商品をのせ、移動しながら商品を販売する方法で、店舗がない分、店舗の賃料が抑えられ、少ない資金で開業することができます。
また、どこでも販売が可能なため、お客様が集まる場所での営業が可能で、時間帯に合わせたり、イベントに出かけたりと、場所に縛られず移動できるのでビジネスチャンスが広がります。
移動販売(キッチンカー)にはクレープなど色々な種類がありますが、そんな中、なぜカレーが良いのでしょうか?
理由は・・・カレーの移動販売(キッチンカー)は、一番シンプルに始めることができます。
カレーの移動販売で必要な装備
装備
・移動販売車(キッチンカー)
・カレールー用の深鍋
・温め用のコンロ
・ごはん用の大型の炊飯器
・カレーを入れる皿やスプーン、(お手拭き)、袋などの包材
・看板やチラシなどの宣伝用品など。
サイドメニューやトッピング等で使用される方以外はフライヤーや冷蔵庫や冷凍庫も必要ありません。
他の移動販売(キッチンカー)に比べ、カレーは装備が少なくてすみます。
そして、作業工程も、カレーを作るのには時間がかかるかもしれませんが、移動販売(キッチンカー)での販売作業工程は、圧倒的に少ないです。トレイにご飯を入れカレーを注げばOK(トッピングがない場合)。
クレープのように焼いたり、生クリーム、果物をトッピングをしたり、巻いたりする工程がありません。
お客様を待たせることなく、スムーズに作業ができるので初心者にもおススメです。
デメリットは・・・移動販売(キッチンカー)カレーのデメリットは・・・全身と移動販売(キッチンカー)にカレーの香りがつくぐらいでしょうか?
移動販売(キッチンカー)カレーに必要な資格
飲食を開業するには、食品営業許可が必要になります。
食品営業許可
移動販売車(キッチンカ)もリアル店舗と同じく保健所に申請が必要です。
営業許可申請の際には「食品衛生責任者の資格」と「移動販売で使用する車の申請」が必要になります。
保健所の担当者の立ち合いがありますので申請の前に移動販売車を準備しておく必要があります。
食品衛生責任者
食品営業を行う場合、施設ごとに食品衛生責任者を置く必要があります。
講習と試験等があり、事前予約が必要となります。
ちなみに、東京都はこちらです。
一般社団法人東京都食品衛生協会:http://www.toshoku.or.jp/shikaku/index.html
混み合う時期もありますので、先に受けておくのもおススメです。
カレーを作る厨房も必要!?
食品移動販売車で販売する食品の調理、包装及び保管は、法及び条例に基づき許可を受けた施設で行う事が定められています。
食品移動販売車で営業許可を申請すると、販売する食品の調理施設も聞かれることになります。
自宅のキッチンは・・・。
許可を受けた施設というのは、食品営業許可の降りている厨房のことです。
そして自宅キッチンでは手洗い等の兼ね合いで許可が下りにくいです。
自宅に営業用のキッチンがある人は、生活用キッチンと、営業用のキッチンの2部屋が必要です。
ですので、安いアパートを借りて厨房代わりにしている方もいます。
知り合いの飲食店の厨房を間借りする方法もあります。
特に、夜しか営業しないお店等の厨房を間借りしているケースもあります。
実際のカレー屋さんでカレーを仕入れて移動販売で売るのもありです。
仕込みの仕入れや作業コストがかからず、販売のみに専念できます。
移動販売(キッチンカー)のカレーメニュー
各家庭によってカレーの味は違いますね。チェーン店のカレーでも自分は〇〇のカレーは好きだけど、××のカレーはと分かれるのではないでしょうか?
カレーの種類は大きく分けて4種類あります。
欧州カレー、インドカレー、タイカレー、家庭的のカレー。
欧風カレー
デミグラスソースをベースにしたカレー。
インドカレー
スパイスを用いて作られるインドの煮込み料理。
タイカレー
スパイシーなスープカレー。レッドカレー、グリーンカレー、イエローカレーなどあり、赤唐辛子、青唐辛子など使います。マイルドな辛みが特徴。
家庭的カレー
ジャガイモ、人参などの野菜がゴロゴロした、家庭的なカレー。
その他
スープカレーや、お蕎麦屋さんのカレー、薬膳カレーなどもあります。
日や週によってメニューの種類を変えるのもいいと思いますが、あなたはどんなカレーをつくりますか?
移動販売(キッチンカー)のカレー屋を長く続ける3つスパイス(ヒント)
始めたからには、長く続けたいですよね?
そこで長く続けるためのヒントを3つにまとめました。
1、どこで
移動販売(キッチンカー)のカレーをどこで営業するのか?
ビジネス街なのか? 大学の近所なのか? イベント会場なのか?
短時間でお客様に販売するなら、圧倒的にビジネス街ですね。
お昼のランチ難民をあなたのカレーで元気にしてあげてください。
逆に通常のイベント会場もいいとは思いますが、イベントによっては他の飲食で来場者がおなか一杯になり、カレーを食べたいと思わないかも知れません。
ただ、毎年恒例の『神田カレーグランプリ』イベントは別です。
ぜひ、一度来場してみてはいかがですか?
神田カレーグランプリ:http://kanda-curry.com
2、いつ
移動販売(キッチンカー)のカレーをいつ販売するのか?
ランチタイムなのか? 夜なのか?
先ほどもお話しましたように、
時間帯はランチタイムが1番効率がいいと思いますが、会社帰りの夕方も狙い目!?
3、だれに?
移動販売(キッチンカー)のカレーを誰に販売するのか?
ビジネスマンなのか? OLなのか? 学生なのか?
ビジネスマンやOLのランチとして販売するのがおススメです。
ちなみに今、2020年のオリンピックに向けて建設ラッシュです。
建築現場の方に向けてボリューム満点のカレーを提供するビジネスチャンスもあると思います。
最後に
いかがでしたか?
大手スパイスメーカーのS&Bさんによると、日本人が1年間にカレーを食べる回数は、73回。
なんと、1週間に1度は、必ずカレーを食べているという試算がでています。
参考:S&B カレーQ&Aより
http://www.sbcurry.com/faq/faq-463/
しっかり人通りのあるところで、普通に売っていけば商売をやっていけると思いませんか?
他の移動販売から比べても、初期費用がかなり抑えられます。
まずは、カレーの移動販売(キッチンカー)でカレーの販売をして慣れてきたらチャイなどのドリンクやゆで卵などのトッピングをプラスアルファして更に単価UPを狙う事もできます。
色々な可能性を秘めた移動販売(キッチンカー)のカレー販売、あなたはどんな幸せスパイスで始めますか?