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注目が集まるスープの移動販売(キッチンカー)を始めよう!

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スープ移動販売

スープは、小さな子どもから大人まで万人に愛されている食べ物の1つ。スープから受け取る温かさや優しさは、おなかも心も満たしてくれます。
特に美容や健康を気にする女性に人気で、最近では各地でスープ専門店も増えてきています。
移動販売(キッチンカー)も例外ではありません。手軽なメニューであるスープは、キッチンカーともとても相性がよく、各地でスープのキッチンカーが賑わっています。

そんなスープの移動販売(キッチンカー)に興味をお持ちの方へ、スープの移動販売についてのあれこれをご紹介いたしたいと思います!

1. スープの移動販売(キッチンカー)が支持される理由

スープの移動販売が注目を集め、支持される理由には、下記のようなことがあげられます。

◇手軽に食べられること
まず、手軽さです。キッチンカーは、飲食店とは異なり、テイクアウトして近くのベンチなどで食べるか、持ち帰ったとしてもせいぜい30分以内に食べることがほとんどなのではないでしょうか。
そのため、ファーストフードのような手軽さは「買う理由」になります。
スープも手軽に食べられるメニューの1つ。お客さんが買いに来たらキッチンカーの中で温めて簡単に調理などしても、ものの数分でお客様へお渡しできます。その手軽さがお客様のニーズを満たし、同時にキッチンカーでの売りやすさでもあります。

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◇ヘルシーであること
スープは、その味だけでなく、ヘルシーさも人気の理由です。
スープといえば、コーンスープやパンプキンスープなどを思い浮かべますが、具だくさんの味噌汁や野菜スープ、シチューなどもあります。
どのスープにもたくさんの野菜が使われているので、美容や健康を気にする方に人気があります。また、仕事などで夜が遅くなってしまった場合でも安心して食べられると、特に女性には人気です。スープ専門店に行くと、ランチタイムや仕事帰りにスープを食べている女性たちを多く見かけます。

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◇子どもから大人まで楽しめる
スープは、女性だけでなく、小さな子どもにもご年配の方にも好まれます。
とろとろに煮込んだ食べやすさも、一度に野菜をたくさんとれる点でも誰にとっても多くの魅力を感じる食べ物です。
お客さんの層が広いということは、営業場所の選択肢も多いということです。どんな場所でも営業できれば、それだけ売上も見込めるので、安定した経営がしやすいといえます。

◇軽食としても食事としてもおやつ感覚でも
スープは、「軽食」、「食事」、「おやつ」、そのどれにも分類されます。ある人は軽食にスープを選び、ある人はランチにスープを選び、ある人は夜ごはん、またある人は、ちょっとお腹が空いたからと“おやつ代わり”にスープを食べる、というイメージです。それだけ登場シーンが多いので、必然的に買ってもらえる機会も多くなります。

2. スープの移動販売(キッチンカー)を始めるための手続き

ここでは、スープの移動販売を始めるために必要な許可や手続きをご紹介いたします。

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◆保健所の営業許可証を取得する
食べ物を提供する飲食店や製造所は必ずその施設に対して営業を許可する「営業許可証」を取得しなければなりません。キッチンカーも食べ物を提供する施設なので、営業許可証の取得が必要です。

※営業許可を取得するためには仕込み場所が必要!
移動販売では、食中毒など衛生上の観点からキッチンカー車内での「切る、混ぜる」といった下準備としての調理は、禁止されています。そのため、こういった下準備は食の安全を確保できる場所で行うことが保健所によって義務付けられており、この作業を行う場所を「仕込み場所」と言います。

移動販売を始めるために保健所の営業許可を取得するためには、営業許可証を有するどこかの施設で「仕込み場所」を確保し、許可をもらう必要があります。
ただし、各自治体の保健所によって細かい許可のルールは異なり、販売商品によって仕込み場所が不要な場合もあります。詳細は、直轄の保健所に問い合わせて確認してみてください。

◆食品衛生責任者の資格を取る
すべての飲食店・食品製造所には、必ず一人配置することが義務付けられています。その場所の調理販売の責任者に対して与えられた許可が「食品衛生責任者証」です。

 

3. スープの移動販売(キッチンカー)に必要な設備や道具

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◆ガスコンロ、またはIH調理器
スープを温めるためのIH調理器ガスコンロの準備が必要です。
調理が必要な場合は電気の供給だけでは容量が足りないため、小型のプロパンガスのボンベを使用するのが一般的ですが、スープの場合は、ほとんど調理が必要なく温めるだけなので、IH調理器だけでも間に合うと思います。

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電源の調達方法は、
・現地の施設の電源や発電機を借りる
・自分で発電機を用意する
・バッテリーで蓄電した電源を使う
このいずれかで事前に確認しておきましょう。

◆冷蔵庫
冷製スープを提供する場合やトッピングする材料がある場合、ドリンクメニューを用意する場合などは、冷蔵庫も必要です。

◆スープを温めるお鍋

⑴ スープジャーを使用
スープごとに保温性のある業務用のスープジャーに入れておけば、すぐに提供することができます。
ただし、業務用スープジャーの金額は、10,000円〜30,000円が相場なので、提供するスープの種類が多い場合には、コストがかさみます。

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⑵ お鍋を使用
お鍋を使用する場合は、下記の2つの提供方法が考えられ、スープの提供方法によってサイズや個数を決める必要があります。

A. 種類ごとにお鍋に入れておき、提供のたびに温める
→この場合は、スープの数だけ大きなお鍋が必要です。

B. 保存容器に入れたスープを注文ごとに小さな鍋で温める
→小さめのサイズのお鍋を2〜3個用意しておけばいいでしょう。
ただし、その都度、洗う手間ができてしまいます。

◆スープレードル
スープを注ぐための道具です。こぼれないように注ぐためにも専用のものを用意した方が無難です。

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◆スープを入れる提供用容器
スープを提供するための容器は、熱くて持てないと言ったことがないように容器は適度な厚みと蓋がきちんと閉まるものを。

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◆スプーン
大きめの具材が入っていてスプーンだけでは食べにくい場合は、フォークもあると親切ですね。女性は特に、こういったきめ細かなサービスに心をぐっと掴まれます。

◆その他
おしぼり、ペーパー、袋なども用意しましょう。

4. スープの移動販売(キッチンカー)に最適な営業場所と時間帯

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スープは、小さな子どもから大人まで、どんな人にも愛される食べ物ですが、安定的に売上を上げるには、女性をターゲットにした方がいいでしょう。

◇ランチタイムのオフィス街
コンビニやスーパーのお弁当は、炭水化物や揚げ物が多かったり、外食だとランチ代がかかります。「ヘルシーだけど食べ応えもあるものを選びたい」という美容や健康を気にする女性にとって、スープはありがたい存在です。ランチタイムのオフィス街に出店できれば、そんな女性たちのニーズを満たし、安定的に売上を上げることができるでしょう。

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◇帰宅時間のスーパーや駅周辺
仕事で忙しい女性は、夜ごはんを作る気力がないほど疲れていることもあります。そんな日に温かいスープが目の前にあったら・・・思わず買ってしまうことでしょう!
スープならスーパーやコンビニのお惣菜よりもヘルシーだし、遅い時間帯でも罪悪感なく食べられます。
女性たちの帰宅時間帯に合わせてスーパーや駅の周辺で営業できれば、たちまち注目されるお店になれるはず。

◇週末のファミリー向けイベント
仕事をしている女性以外にも、週末の家族連れにもスープは良いです。
週末に家族で出かけるようなイベントや住宅展示場などに出店できれば、小さな子どもにも大人にも手にとってもらえそうです。

地元のイベントは、「ジモティー」「軒先新聞」などに掲載していることがあるので、こまめにチェックしておきましょう。また、直接施設やお店に問い合わせてみるのもいいと思います。

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5. 売れるスープメニューとポイント

「スープ=ヘルシー」
これが、多くの人にスープが選ばれる一番大きな理由ではないでしょうか。
手軽に野菜が取れて、お腹も心も満たされる。
そんな期待に応えられるメニュー作りが大切です。

そこで、「定番のスープ」「野菜がたくさん取れるスープ」「オリジナルスープ」という3つのカテゴリでスープを提供できれば、お客さんの期待に応えながら飽きられない息の長いスープ屋になれると思います。

◇定番のスープ
定番のスープといえば、コーンスープパンプキンスープ。小さな子どもからお年寄りまで、どんな方にも好まれるメニューです。定番メニューとしていつも用意できるといいと思います。

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◇野菜がとれるスープ
コンソメベースの野菜スープミネストローネは、家庭でもよく作られるメニューです。この2つは、同じ具材でできてしまうので、調理の時短も叶います。それからポトフも。
また、日本人にとって身近にあるスープといえば味噌汁。豚汁にすれば、野菜もたんぱく質も同時に取れて、発酵食品であるお味噌も取れます。お腹の満足感も感じられるので、人気が高いですよね。

あとは、シチュー系のメニューも。クリームシチュービーフシチューパンプキンシチュートマトシチューなど。毎日全てを提供するのは難しくても、玉ねぎ、人参、じゃがいも、ブロッコリーなど、ベースの具材はほとんど変わらないので、シチューのベースをまとめて作っておき、日替わりで味を変えて提供していくのもいいと思います。牛乳ではなく、豆乳を使ったシチューも女性には嬉しいメニューです。

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◇オリジナルスープ
お客さんがあっと驚くようなメニューも提供できるとオリジナル性が確立でき、ONLY1のお店を目指せます。
例えば、韓国料理のサムゲタンスンドゥブボルシチビスクビシソワーズリゾットなど。日替わりや週替わりで変化を楽しめるメニューは、それがお客さんにとっても楽しみになるので、来店頻繁をあげる可能性にも繋がります。

◇サイドメニュー
スープのおとものお米やパンは、玄米や雑穀、全粒粉など、より体にいいものを用意し、さらにサラダもあると女性には喜ばれます。
種類は多くなくていいので、コーヒーや紅茶などのドリンクメニューも用意したいです。

◇ランチセット
ランチタイムには、「ランチセット」を用意しましょう。
●スープ1品 + ごはん1orパン + サラダ
●スープ2品 + ごはんorパン + サラダ
のように、セットメニューが用意されていると、ランチタイムの限られた時間に買いにくる人には、時間の節約ができ、さらに美容や健康も叶えるものだと嬉しいです。

また、スープを買いにくる人の中には、「いつもはヘルシーメニューがいいけれど、今日はがっつり食べたい」といったこともあると思います。人には、体のバイオリズムがあるので、どんなにヘルシー生活を目指していてもそんな気分の日もありますよね。

そんな方に向けてスープカレーもおすすめです。スープカレーだと野菜をたくさん取れます。また、カレーは油が多く太りやすいので、美容や健康を気にする女性には敬遠されがち。
そこで、一緒にサラダや玄米を提供できれば、たちまちヘルシーカレーとして人気を集めると思います。

まとめ
スープの移動販売(キッチンカー)には、可能性がたくさん秘められています。
すでにニーズがあるのは、ここで述べた通りですが、これまでのスープの概念をいい意味で壊し、オリジナル性を打ち出していくことで、どこのスープ店にも負けないスープのキッチンカーになると思います。
きっとあなたのキッチンカーを待っている人たちがいますよ!

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